この間に近くの整骨院でも治療を受けたが、ただ超音波をかけるだけで心もとなかったのでギブアップ。

　当時、娘から青葉台にある整骨院を紹介されていたが、遠いことと整形外科医２人がどうにもならないものを治せるはずがないだろうと考え聞流していた。

　しかし、年が明けても指が腫れ、痛み、指が深く曲がらない状態が続くため、騙されたと思って正月明けにあらかわ整骨院を訪ねた。

娘からは「ゴッドハンド」という噂を聞いていたが、ホームページも見ていなかったので、さぞかし威厳のある先生かと思ってお会いしてみると、まったく正反対で気さくな体育会系の青年と言う感じだった。

　整形外科医２人はほとんど触診せずにレントゲン写真を見て診断を下していたのに対し、あらかわ院長は指から腕にかけて丁寧に触診し、指の腱がかなり断裂状態にありグラグラになっていると診断した。こんなひどい状態の突き指を見たことがなく、この状態で強制的にストレッチを推奨した整形外科医の治療方法は問題だと指摘した。

　そして、時間はかかるが９０％くらいまでは機能回復できると思うとのこと。
　えっ、ここまで５カ月苦しい思いをしてあきらめかけていた私がその言葉を聞いた時の驚きは今も忘れない。付き添いできていた家内も院長から説明を受け、驚きだったようだ。

　初診でこんなことを断言できるあらかわ院長に光明を見出す一方で、ほんまかいなという気持ちも偽らざるものだった。

　そして、電気治療と高周波治療さらに手技とテーピング施術を受け帰宅。初日から症状が少し緩和された気がして引き続き通院する気を起こさせてくれた。それから、１週間に２〜３回のペースで通院。はじめの１週間で腫れや痛みが軽減し、なんと１カ月後には指がしっかりしてきた。それまで、服のボタンを留めるときは薬指と小指を使っていたが、人指し指と中指が使えるようになってきた。

　現在、初受診後２カ月が経過し、自分で指のストレッチができる状態にまでなり、機能的には７０〜８０％くらいまで回復してきた。

　あらかわ院長は私にとって間違いなく「神の手」であった。
　院長は難しい症例ほど何とかしたいという意欲が湧いてくるといい、セカンドオピニオンにぜひ利用して欲しいとも言っていた。

　因みに、治療費については私は以前、四十肩、五十肩で長年苦しみ、その際も整骨院で治療を受けたことがあり、１回五千円かかったこともあった。今回も気になるところであったがなんと、１回４００〜６００円であった。

　そのうえ、院長やスタッフの皆さんとの治療中の会話が楽しく、次は何の話をするかなと考えながら通院を続けてきた。

　難しい症例でお悩みの皆さんはぜひ一度、あらかわ整骨院の門をくぐってみることをお勧めします。親身になって話をきいてくれますよ。